「世界遺産検定」トランスバウンダリーサイト/シリアルノミネーションサイト編

こんにちは。みやです。

世界遺産検定を受けようと思っているので、勉強のついでにまとめようと思います。

トランスバウンダリーサイトとシリアル・ノミネーションサイトについてです。

 

トランスバウンダリーサイトとは

トランスバウンダリーサイトは、国境線を超えて多国間に広がる自然遺産を登録する際に考えだされたもので、多国間の協力のもとで遺産を保護・保全することを目指しています。

文化遺産でも、かつてひとつの文化圏であった地域が国境で分断されてしまうことがあり、そうした遺産を保護するにあたっても用いられる概念です。

 

シリアル・ノミネーションサイトとは

文化や歴史的背景、自然環境などが共通する資産を、ひとつの遺産として顕著な普遍的価値を有するものとみなし登録するものです。

 

シルク・ロード:長安から天山回廊の交通網

シルクロード : 長安=天山回廊の交易路網 |世界遺産オンラインガイド

登録年2014年  登録基準ⅱ、ⅲ、ⅴ、ⅵ

ユーラシア大陸の東西をつないできた交通網シルク・ロードの一部にあたる5000㎞が登録されました。そこには長安と洛陽から天山回廊を抜けてカザフスタンとキルギスにいたるルートも含まれます。

文化交流や商業活動が行われてきた交通路網、交易都市、城、石窟、塔、墓など3カ国33の構成資産からなるシリアルノミネーションサイトであり、国境をまたぐトランスバウンダリーサイトでもあります。

中継貿易により物品はもとより、芸術や技術、宗教や思想などが混ざり合いながら東西に広がり新たな文化を生み出してきました。

 

シュトルーヴェの測定値

シュトルーヴェの測地弧 / ウクライナ 【旅行提案サービスTAVITT】タビット

登録年2005年  登録基準ⅱ、ⅳ、ⅵ

天文学者フリード・フォン・シュトルーヴェは1816年から1855年にかけ北はノルウェーのハンメルフェスト岬から黒海まで約2800㎞の間に265カ所の測定値を設定し、三角測量を行いました。

この経線の測量により、地球の大きさや形状が明らかになるきっかけとなり、のちの地球科学の発展に大きな影響を与えました。

測定値のうち10カ国、34カ所が世界遺産に登録されています。

 

ベルギーとフランスの鐘楼群

ベルギーとフランスの鐘楼群 |世界遺産オンラインガイド

登録年1999年/2005年範囲拡大   登録基準ⅱ、ⅳ

フランス北部及びベルギーのブランド地方・ロワン地方に点在する11~17世紀につくられた55個の鐘楼群は自由と繁栄の象徴として建てられました。

ロマネスク・ゴシック・ルネサンス・バロックなど各時代の建築様式が見られます。

 

アルマデンとイドリア:水銀鉱山の遺産

せかけんクイズ No.164 – 世界遺産検定

登録年2012年   登録基準ⅲ、ⅳ

スペインのアルマデンとスロベニアのイドリアの水源鉱山は、古くから稼働する世界最大の水銀鉱山です。

古代や中世を起源とするこれらの水銀鉱山は、アマルガム法に不可欠な水銀の需要拡大となって重要さを増していきました。

アルマデンのレタマル城や宗教建築、イドリアにある鉱山労働者の住居や鉱山劇場など両方の鉱山街も登録され、新旧大陸間交易で栄えた当時の鉱山街の文化を伝えています。

 

福建土楼群

福建土楼|中国|世界遺産オンラインガイド

登録年2008年  登録基準ⅲ、ⅳ、ⅴ

福建省南西部の約120㎞の範囲に点在する46棟の土楼が登録されています。これは12~20世紀につくられた漢民族の客家の伝統的な集合住宅で外側は土壁、内部は木造になっています。

円形や方形をしており、中心の広場を囲むように人々が生活しています。

同性の一族が集団で暮らし、外敵から生活を守る砦としての機能を備えています。

 

インドの山岳鉄道群

インドの山岳鉄道群 |世界遺産オンラインガイド

登録年1999年/2005、2008年範囲変更    登録基準ⅱ、ⅳ

現在も運行するダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ鉄道、カールカ=シムラ―鉄道の3路線からなります。

19~20世紀初初頭に当時の最新技術を駆使してイギリスが建設しました。

1881年開通のダージリン・ヒマラヤ鉄道はアジア初の山岳鉄道です。

インド独立後は山岳鉄道の技術がインドの鉄道事業を大きく発展させました。

 

カルパティア地方のポーランドとウクライナ領にある木造教会群

ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群 - Wikipedia

登録年2013年  登録基準ⅲ、ⅳ

ポーランドとウクライナにまたがるカルパティア地方には、ツェールクヴァと呼ばれる特徴的な木造教会が多く存在します。

16~19世紀に東方教会とギリシャ・カトリックの共同体により地域の伝統的な様式を活かしながら建造された。

3室から構成され、四角形あるいは八角形のドーム型屋根を特徴としています。

地域により様々なバリエーションが見られ、代表的な16資産が登録されています。

 

ワッデン海

ワッデン海|ドイツ・オランダ・デンマーク|世界遺産オンラインガイド

登録年2009年/2011年範囲変更/2014年範囲拡大  登録基準ⅷ、ⅸ、ⅹ

オランダからドイツ、デンマークにかけて広がる砂と泥からなる世界最大の干潟です。

海域には海洋性哺乳類をはじめ数多くの動植物が生息しており、干潟にはヨーロッパ北西部の渡り鳥の10%に相当する年間1200万羽以上もの鳥たちが飛来します。

1987年にラムサール条約に登録され、自然環境と生態系が守られています。

 

マロティ-ドラーケンスベルグ公園

天空の王国・レソトの世界遺産マロティ=ドラケンスバーグ公園 ...

登録年2000年/2013年範囲拡大  登録基準ⅰ、ⅲ、ⅶ、ⅹ

南アフリカとレソトの両国にまたがる世界遺産で、南アフリカの「ウクハランド・ドラケンスバーグ公園」とレソトの「セサバテーベ国立公園」が対象になっています。

3000m級の山脈を擁する山岳地帯でケープハゲワシやコイ科の固有種など豊かな生態系が見られます。

一帯の洞窟にはサン族が4000年にわたり描いた壁画が数多く残されており、複合遺産として登録されています。

 

カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林

カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(ベルギー ...

登録年2007年/2017年範囲拡大   登録基準ⅸ

ヨーロッパ中部から東部に広がる世界最大規模のブナの原生地帯です。

ウクライナとスロバキアの地域に加え、ドイツの古代ブナ林も2011年と2017年に拡大登録され12カ国にまたがり、最も多くの国境を超える世界遺産です。